プレカット加工
木材のプレカット加工
木材のプレカットとは
プレカット(Pre-Cut):和訳すると「前もって切断する」の意。転じて「木材のプレカット」とは木造建築物で使用する木材に工場内のプレカットシステムにて接合部の切削加工を施し、一種の「工業製品」として建築現場へ出荷することを意味します。
現在、木造住宅は北米大陸で発達した2×4(ツーバイフォー)に代表される、耐久壁を基本とする軸組壁工法と、日本国内において古くから伝統的に用いられている、柱と柱を組み合わせることを基本とする軸組工法の2つの工法が一般的です。
その内、軸組工法において加工精度や強度の大幅な向上をもたらし、工期短縮を可能にするのが木材のプレカットです。
木材のプレカットは1970年代末の単機能型から始まり、1980年代初頭から半ば頃より台頭し始めた全自動CAD/CAMプレカットシステムをきっかけに1990年代から急速に建築業界に普及し、その過程において加工精度や加工速度といったプレカットシステムの性能は大幅に向上しました。
最新の全自動CAD/CAMプレカットシステムにより生産されるプレカット材は設計図面との誤差が0.1mm以下、手加工比約1.5倍の接合部強度を持ち、手加工の約20倍の速度で生産が可能という驚異的な性能を誇ります。
大森木材グループは全自動CAD/CAMプレカットシステムの可能性にいち早く着目し、1990年に全自動CAD/CAMプレカットシステムを導入したのを契機に加速度的にプレカット設備を増強し、現在ではプレカットシステム運用と共に構築してきた緊密な情報ネットワークを活用しながら、地域・年齢・生活様式等により異なる様々なニーズを迅速且つ的確に把握することで、お客様にご満足頂ける「住まいづくり」に役立てています。
抜群の加工精度と大幅な工期短縮を実現
「良質な建築資材をお客様の要望に合わせ、いかに高精度に、いかに効率よく加工するか。」
プレカット加工ならではの精度・強度・効率
CAD/CAMシステムについて
設計図面のさまざまなデータをインプットすることで、設計の微調整や立体的な加工図の確認、正確な加工数値の割り出しができるシステム。高精度な加工は、このシステムからスタートします。