製品・技術紹介
時代のニーズに合った住まいを、より快適に、より高品質に。
金物接合工法
軸組工法の伝統的な仕口・継手の代わりとして用いられる工法で、軸組を構築する全ての接合部は接合金物が用いられます。接合される柱や梁などの部材端部の形状は一般的な仕口・継手と異なり、金物を取り付ける為のボルトや溝(スリット)の加工が施されます。
部材と構造金物の緊結には、主に六角ボルトやドリフトピン等の接合部を用いることで、梁を引き寄せ柱と密着させます。これこそが自由な空間づくりの実現に堪え得る構造強度を確保する秘密なのです。
また、金物接合工法において主に使用されるJAS認定構造用集成材は、天然の木材の長所をそのままに強度計算に基づいて生産され、反り・ねじれ・割裂・伸縮などの欠点を克服し、飛躍的な強度向上を図ったものです。
これらにより安定した品質を生み出し、構造計算や大規模建築物(非住宅物件)の木材のプレカットが可能となります。
各種面材加工
CLT
CLT※とは厚みのある大型の木材で、近年急速に普及の兆しを見せつつある新たな工業製品としての木材でもあり、従来であれば鉄筋を使用していた大型建造物も木材で建築できるようになります。国の施策としても大型建造物の木造化が推進されており、今後更なる普及が見込まれる材です。
当社はこのCLTを用いた非住宅物件のプレカット材の生産経験を持ち、今後ノウハウを蓄えながらCLTを用いた物件のプレカット材の生産に本格的に進出する予定です。
※Cross Laminated Timber(直交集成板)の略。
再生間柱
1990年代からの建築業界における木材のプレカットの爆発的普及は建築現場における省力化と業界におけるコストの適正化をもたらした一方でプレカットにより発生した木質端材の大量廃棄という問題も同様にもたらす結果となってしまいました。それに対し、木質端材を最後まで有効に活用しようと1998年に(有)ザ・クルセイド[現(株)イーグルプレカットサポートセンター]を設立し着手したのが木材再生事業です。
再生間柱の生産は2009年に(有)ザ・クルセイドを新城工場へ移転した際に開始し、現在当社における木質端材の再生先の筆頭となっています。
※詳細は「環境への取り組み」内の「再生間柱」のページをご覧下さい。→再生間柱のページへ